「遺産相続に関する悩み、誰に相談したらいいの?」を解決します

こんにちは、八王子の法律事務所の「ひだまり法律事務所」です。ひだまり法律事務所は、相続にまつわるトラブルの解決に力を入れており、紛争解決にかけては豊富な経験がございます。

 

本日は、財産を残されたご本人が亡くなられてから、誰に相談して相続に関する問題を解決すればよいのかを、時系列に沿って解説していきます。

 

「遺産相続問題に直面した時、誰に相談したらいいのかわからない」 

一生のうちでもなかなか経験することがないため、戸惑う方も多く、皆さんに共通の悩みと言ってもよいでしょう。

 

財産相続を相談できる専門家には、大きく分けて4種類があります。

司法書士、税理士、行政書士、弁護士です。ただし、弁護士以外の人が報酬をもらって他人の法律問題に介入することは法律によって禁止されており、罰則規定もあります。そのため、遺産分割で他の相続人と意見が合わずにトラブルになったら、弁護士に依頼することが有効だと言えます。


それでは、時系列で遺産相続についてみていきましょう。
   

1:ご本人が亡くなる

2:ご葬儀

遺産相続とは直接関係しませんが、お亡くなりになった場合、医師に死亡診断書を書いてもらい、自治体に死亡届を提出します。そして、火葬許可証をもらって、葬儀を行うことになります。このとき初七日の法要も同時に行うことが一般的です。


また、今後の生活について、亡くなられた方の収入で生活されていた方の生計などについて、ご親族で話し合いをもつこともあるでしょう。

 

3:四十九日。法要後に相続についてご親族で話し合いをもつ

亡くなった直後に相続やお金の話はしないことが多いため、この法要以降に、ご親族・相続人と話し合いをされる方が大半です。遺産相続に関する話し合いを「遺産分割協議」と呼びます。


遺産分割協議では、早めに「遺言書」があるかどうかを確認することが重要です。効力のある遺言書が残されている場合は、その内容にしたがって遺産相続の手続きを進めることになるからです。


そのためにも遺言書の有無をまず確認しておきましょう。遺言書がないときは、法律や親族間の話し合いで相続について解決することになります。

遺産分割協議がうまくいった場合:

相続人間の話し合いで、遺産分割についてスムーズに決められた場合は、財産の内容によって司法書士や税理士に相談して相続手続きをすすめます。不動産があれば司法書士に、一定程度以上の遺産がある場合は、相続税の申告のために税理士に相談する必要があります。


預貯金や有価証券などを相続する場合は、銀行等の手続きをするために、書類作成する必要がありますが、戸籍を遡って取得したり、遺産分割協議書作成などに専門的知識が必要となるケースでは弁護士にご相談に来られる方も多いです。

 

遺産相続について、親族、相続人など当事者の話し合いで解決できない場合:

実は、遺産分割協議では、相続人の間で意見が合わず揉めごと、トラブルになるケースも多くあります。


また、相続人調査において、今まで知られていなかったご本人の以前の配偶者や子ども、認知した子どもなどが現れたり、配偶者以外に遺産を残していることが遺言書で判明してトラブルになることもあります。

     

遺産分割のトラブルを解決できるのは弁護士です

相続人の代理人としてトラブル解決ができるのは弁護士のみです。遺産分割で揉め事が起こってしまったら、弁護士にご相談ください。とはいえ、遺産分割・相続において、弁護士にできるのは起こってしまったトラブルの解決だけではありません。

 

遺産分割のトラブルを防ぐ

相続についての交渉の進め方がわからない場合も、弁護士に依頼することで、交渉を有利に運び、裁判を含む手続きをすすめてくれます。

 

遺産分割での思わぬ不利益を防ぐ

遺産分割については、法律の専門知識が必要です。素人判断で行動して、思わぬ不利益を受けないよう気をつけてください。ご自分に有利な遺産分割方法に気づかずに、相手の言うとおりに合意して不利益を被ることもありますし、気づかないままご自分の不利になる主張をしてしまうこともあります。


相続財産に借金が含まれる場合には、早急に相続放棄をすすめなければいけません。残念なことに法律で認められる期間が過ぎてしまい、相続人が借金の弁済を迫られるケースは少なくありません。弁護士に相談することで、こうした不利益を被らずにすみます。

 

遺産分割・相続に関する全般を相談できる

遺産相続における「遺言書」「遺産分割協議」「相続人調査」などの各段階を把握していても、ふと「これはどうしたらいいのかな?」と困惑する場面は出てきます。


例えば、

遺言書の検認の方法や公正証書遺言の探し方

借金を除いて他の財産相続を希望する場合の対応方法

ご自分が相続される財産の一部を他の相続人に譲りたい場合の対応方法

 

自信がなかったり、判断しにくい場面は出てくるものです。このような場合も、弁護士から適切な助言を得られます。

 

弁護士は、数多くの遺産相続に関するトラブルを経験している、トラブル解決の専門家です。ぜひご相談ください。

     

遺産相続後も気持ちの良い関係を続けるために

遺産相続に関する話し合いには、相続人全員の参加すること以外に特別な決まりはありません。そのため、親族で話し合ってから、専門家に相談するケースが多いのですが、経験から申し上げますと、相続についての話し合いをする前にあらかじめ弁護士に相談することをおすすめしています。

 

あやふやな法律知識で話し合いをすると、議論から感情的なもつれも生じやすくなります。事前に弁護士に相談され、正しい認識を得てから親族で話し合いに臨まれれば、話し合いもスムーズに進みやすく、気持ちの良い付き合いを続けやすくなります。


弊所にご相談いただければ、トラブルになりそうなポイントや効果的な予防措置もお伝えすることができます。

相続に関するご相談は、初回無料ですので、まずはお問い合わせいただければと思います。

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