裁判員裁判

こんにちは
八王子のひだまり法律事務所の池田と申します。

「裁判員裁判」

ニュースでもよく取り上げられるものですので，名称くらいは聞いたことがある，という方も多いのではないでしょうか。

この制度は，国民のみなさんに裁判員として刑事裁判に参加してもらい，被告人が有罪かどうか，有罪の場合どのような刑にするかを裁判官と一緒に決めてもらう制度でして，平成２１年５月２１日から始まりました。

裁判員裁判は，対象となる事件が限られていまして，東京都多摩地域の弁護士では，一弁護士あたり年に数件担当するか否かといったものとなっています。

私は，つい先日，ある裁判員裁判の国選弁護人に選任され，弁護人として活動をしてきました。

裁判員候補の方の中には，「法律のことはわからないし・・・」と仰り，裁判員となることに消極的な方もいます。

しかし，法律のことを詳しく知らなくとも，手続きなどは裁判官から説明がありますし，全く問題ありません。

裁判員裁判は，期間が短いものであったとしても，１週間程度は連続して裁判所に行き，審理や評議をすることになると思いますので，大変なものだと思いますが，とてもやりがいのあるものではないかと思います。

「仕事が大変で，参加は難しいよ・・・」と思う方も，とてもいい経験になることは間違いないと思いますので，もしも「裁判員候補になりました」という通知が来ましたら，積極的に参加してみてくださいね。